どうも『はたらく×くらす』を木と鉄で育む建築屋 丸善工業3代目の長善規(@maruzen3rd)です。
どんどん続く丸善工業3代目ストーリーは家業編②事業継承へ。
3代目としてアトツギをどのように準備したのか、補助金を活用してどうしたか、事業をどう育ててきたか。
これから事業継承をする人のためになるようにまとめていきます。
高校編・大学編・新社会人編・家業編をまだお読みになっていない方はこちらからどうぞ。
それでは事業継承編スタート。
事業承継はいつから準備をしたか
家業にもどり既存事業(鉄骨)の新たな商品作りを行い、
HPなど準備をし始めたのが社長(父)64歳、私が34歳のときでした。
新しい事務所の計画もつめたものの資金計画をどうしようか悩ましいところでした。
そこで目をつけたのが国の補助金です。
当時、事業承継時に使える二次創業という補助金(500万)がありました。
社労士と相談しながら事業計画をつくり込み補助金に挑戦することに。
一口に事業計画といっても既存事業と新規事業の二つをしっかり考えなければなりません。
人員計画は?資金繰りは?集客動線は?施工体制は?ビジョン・ミッション・バリューは?
この作業、本当に脳みそが汗だくになりました。
しっかり作り込んだものができたからこそ、次の目標と行動が明確になり、すぐに実行にうつせました!
事業承継にかけた期間は約3年。
事業計画をつくりこみ自分の年齢、父の年齢、事業の習熟度など
内部要因、外部要因を落とし込んで準備にかかりました。
補助金の締切があったのもいいタイミングでした。
事業承継の準備に必要なのは「第2領域(必要だけど緊急でないもの)」のものばかり。
日々の業務に追われてしまいいつまでたっても進まないなんてことにならないようにしないといけません。
しっかり締切を設けてやり切ることがなにより大切なポイントだと思います。
新事務所での躍動
補助金を活用しながら新事務所の建築が進みました。
もともとはうちは鉄工所。ふらりと訪れる来客はそうはありませんでした。
しかしこれからは違います。
オーダーメイド鉄骨ガレージを建てたいと考えている方がワクワクできるように。
育みのリフォームやリノベを安心して任せられる会社として認識してもらうために。
働いているスタッフがなによりも心地よく働けるように。
待合スペースや打ち合わせスペース、執務室をつくりました。
事業継承補助金の活用方法
補助金を活用して会社の地盤を整えました。
新事務所の増築・HPの作成・ガレージリーフレットの製作・名刺の作成などなど。
一般のお客様が突然訪れてもワクワクできる空間へ。
ガレージライフがワクワクするような空間へ。
リノベや新築の雰囲気が伝わるような暖かなデザインへ。
焼杉外壁と鉄骨の骨組み、羊毛断熱材や紙クロス、造作建具。
育みの家・育みのガレージらしい事務所になりました。
気になる方はぜひ一度遊びに来てくださいませ。
今では9m✖️6mのガレージの大きさを体感できるガレージの骨組みや
築100年をリノベした「実家リノベ」の施工事例も見学できるようになりました。
近々感謝祭やマルシェなどのイベントも開催していきますので、
各種SNSをチェックよろしくお願いいたします。
ではでは、事業継承編はこのへんで。
次回は家業編〜働く仲間たち〜でお会いしましょう!