アルミカーポートと鉄骨カーポートを比較せよ!

どうも、栃木の『働く×暮らす』を木と鉄と遊び心で応援する建築屋 育みの家3代目の長善規(@maruzen3rd)です。

最近おれのガレージで「鉄骨カーポート」の依頼が増えています。

不思議なことに重なるときは重なるんですよね。せっかくなので鉄骨カーポートのトリセツをまとめておきます!

目次

鉄骨カーポートとアルミカーポートの違いは?

鉄骨カーポートとアルミカーポートの違いといえば『材質』です。

「鉄骨」と「アルミ」でそれぞれ比較してみましょう!

耐久性は?

耐久性は強度の面で鉄骨に軍配。

ちょっとクルマがぶつかったとしたらアルミはへしゃげてしまうが鉄骨だとクルマの方が凹みます。

また数年前に大雪が降ったとき、アルミカーポートの屋根がことごとく落ちてしまったことがありました。

アルミの部材は軽くて細く、そこにポリカーボネートの屋根がつくので見た目も軽やか。

ただし大雪や台風のときに雪下ろしやサポートバーなど対応が必要になることも。

メンテナンス性は?

メンテナンスはアルミに軍配か。

鉄骨は錆びやすく数年に一度は再塗装が必要になります。

これをほったらかしにしてしまうと錆が進行してしまい強度に問題が出てきてしまいます。

鉄骨を亜鉛メッキ加工すれば長持しますが初期コストがかかります。

一方、アルミは錆びにくく塗装する必要もなし。

メンテナンスが簡単です。屋根材をとめるビスやポリカーボネートをはさむゴム材の劣化くらいでしょうか。

耐久年数は?

耐久年数は引き分けでしょうか?

メンテナンスをしてあげれば鉄骨の耐久年数は長いです。

国が定める耐用年数だと重量鉄骨(4ミリ超)は34年。

軽量鉄骨だと19年、27年。

アルミのカーポートだと15年と言われていますが、実際にはポリカーボネートの屋根を支える部材の劣化がみられます。

メンテナンスさえしっかりやってあげれば鉄骨カーポートはヘタな住宅より長持ちします。

そのメンテナンスがちょっと面倒という場合はアルミ製がいいですね。

カスタマイズ性は?

カスタマイズ性は鉄骨に軍配。

基本的に既製品の組み合わせでアルミのカーポートはつくります。

鉄骨の場合はそのカタチや大きさによって加工していきます。

よって三角形や台形の土地にピッタリのカーポートを作りたい場合は鉄骨がオススメ。

またキャンピングカーやハイエースハイルーフなど背の高いクルマを入れるときや住宅のデザインに合わせた高さが欲しいといった要望にも鉄骨だと対応可能です。

他にも

✅棚を作る

✅チェーンブロックをかける

✅梁から吊るす

✅壁をつくる

✅ブランコをつける

などいろんな要望に応えられるのが鉄骨。

ただクルマを置いておくだけと考えてるならアルミ製。

その他にも要素を加えたいならば鉄骨製がオススメです。

費用は?

費用の面ではアルミが優勢。

既製品の組み合わせなので部品の単価が安く、施工も簡単。

材料が軽いため基礎の埋め込みもそれほど必要としません。

一方鉄骨カーポートは重い!

それを支える基礎も重厚にする必要があり、材料は人力であげられないのでユニック車での施工が必要です。

アルミ製で安く建てて20年でもう一度建て直すという考え方と鉄骨製でしっかり建ててメンテナンスしながらずっと使っていく考え方とありますね。

あ、ちなみにデザイン製の高いアルミカーポートは鉄骨製のものよりも高くなります。ガレージ建てることができちゃうかも。

ガレージもいいよねー

まとめ

アルミと鉄骨を比較しましたがどっちがいいというわけではありません。

カーポートに何を求めているのか?

どんな暮らしをしていきたいか?

あなたにピッタリのカーポートを選んでくださいね!

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この記事を書いた人

栃木市在住 3児の父

鉄骨屋のアトツギにもかかわらず

木と自然素材と省エネを学んできた3代目
鉄と木と自然素材を活用して
栃木の「はたらく・くらす」を応援しています!

★資格
2級建築士・住宅ローンアドバイザー・暮らし省エネマイスター
ホームインスペクタター・福祉住環境コーディネーター2級
窯業サイディング塗替診断士・既存住宅現況検査技術者
電磁波測定士2級

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