どうも『はたらく×くらす』を木と鉄で育む建築屋 丸善工業3代目の長善規(@maruzen3rd)です。
このブログや「育みのガレージ」の検索ワードを調べてみると
「鉄骨 ガレージ DIY」
「鉄骨 カーポート DIY」
という言葉で検索されることがあります。
鉄骨ガレージをdo it yourself!?
相当やる気に満ち溢れているに違いない!!!
そんな方々を応援したい!
というわけで鉄骨ガレージをDIYしたい方向けポイントを伝授します!
鉄骨ガレージのDIYは可能かどうか?
鉄骨ガレージをDIYで建てるにはいろんなハードルがあげられます。
そもそもガレージなどの建物を建てるには建築確認の許可(確認申請)が必要です。
10㎡以下の建物では確認申請が必ずしも必要ではないのですが、
クルマ一台分だとしてもその面積は
2.5m×5m=12.5㎡ >10㎡ ですね。
そうなんです。基本的にガレージ建築には確認申請が必要なんです。
厳密に言うとカーポートも必要です♡
確認申請で必要なこと
確認申請で必要なことはとにかく図面です。
手書きで書いたとしても
配置図や平面図、立面図、面積表、建蔽率
そして建築基準法に適しているか、都市計画法に適しているか確認しなければなりません。
ここは建築士に任せたいポイントですね。
ちなみに・・・・
法律に違反して建築してしまうとその建物は違法建築です。
違法建築が敷地内にあると住まいを建て替えたり増築したりするときに問題となります。
最悪の場合「取り壊し」となります。
手をかした建築業者(建設業許可)にも罰則が発生します。
どうぞお気をつけくださいませ。
基礎と構造はプロへ
DIYを応援するといいながら確認申請は建築士に任せましょうと言ってます。
じゃあ、他の工事なら大丈夫なのか?
基礎と構造もプロに任せましょう!
せっかく作ったガレージも5年くらいもてばいいや、
という方はそうはいないはず。
一度ガレージを建てるとなれば、
せめて30年はもってもらいたいですよね。
棚や壁やシャッターなどいろいろカスタマイズする予定があるのならなおさらです。
そこで耐久性に欠かせない
基礎と構造部分
は安心して施工をお願いできるプロに任せましょう!
いやいや、自分で溶接したいんだ!!!
という方はせめて体験させてもらう程度で♪
溶接も技術です!
万が一溶接が甘くて破断してしまったら大変ですからね。
専門工事は専門職に任せるのが耐久性の高いガレージをつくるポイントです。
壁と床や棚などはDIY可能です
外壁、内壁は簡単な道具があればDIYが可能です!
丸ノコ、電動ドリルといった電動工具があればもっと簡単!!!
外壁には、ガルバリウム鋼板やポリカ波板、杉板などイメージに合わせて選ぶことができます。
内壁は、合板や石膏ボード、杉板、有孔ボードなどなど。
床もフロアタイルや塗装など自分でできることばかり!
どんどん自分でやってみてもいい部分です。
自分でできるからメンテナンスも安く抑えられる!
結果ガレージが長もちしてくれます。
木製ガレージと鉄骨ガレージ
骨組みから作りたい方は木製ガレージを、
外装、内装を楽しみたい方は鉄骨ガレージをおすすめします!
チェーンブロックなど使いたい方も鉄骨ですね。
木製ガレージにはキットガレージなど材料をあらかじめプレカットしている業者があります。
基礎はキットガレージ業者に頼んでもいいし、地元の基礎業者に声をかけてもいいと思います。
気長にのんびりガレージづくりを楽しみたい人向けです。
鉄骨ガレージでは内壁や床、棚などの仕上げ工事を楽しむ様にしましょう。
鉄骨造の骨組みができればカスタマイズの可能性は無限大。
育みのガレージのオーナー様も造作の棚をつくったり、
屋根の上にウッドデッキをつくったり、
ガレージ内シアターをつくったりとガレージライフを楽しんでいるみたいです。
信頼できる建築屋とともにガレージを育む
一人で何でもやろうとするのではなく、
プロに任せるところは任せるのがガレージを育てるポイントです。
そして自分で楽しみたいところはしっかり楽しみましょう!
プロに相談できるということは、材料や施工方法もわからない時に気軽に聞けることが一番のメリット!
ということで一番大切なポイントです。
一緒にガレージライフを楽しんでくれる建築のプロを探しましょう♪