やっぱり家は木で建てたいなと思うことがありまして

どうも、栃木の『働く×暮らす』を木と鉄と遊び心で応援する建築屋 育みの家3代目の長善規(@maruzen3rd)です。

「もしも自分が家を建てるなら?」

栃木県産材の檜と杉を使い

と聞かれたら迷わず『木造』と答えます。

断熱材には羊毛断熱材

仕上げには漆喰と珪藻土と布クロス

無垢のフローリングはカバと杉

建具はシナの造作

外壁はそとん壁と焼き杉

断熱性能はG1クラス

気密は0.1cm2以下

間取りはシンプルに

子ども部屋は小さめに

それぞれの作業スペースはあるけれど

なんとなく気配を感じられる空間

完成した瞬間、まるで以前からそこに建っていた雰囲気を醸し出す住まい

これがわたしの理想の住まいです。

鉄骨で家は建てないのか?

うちは鉄骨工場のある建築会社なものですから鉄骨で家を建てることも可能です。

一階をガレージ、二階を住宅にするときは木と鉄を両方採用しましたからね。

ただ鉄骨を採用するメリットが住宅に少ない!むしろ施工性やリフォームなどを考えるとデメリットの方が大きいんです。

デメリットの最たる項目が

『断熱性』です。

鉄骨造の建物には充填断熱工法が不向きです。

熱を伝えやすい鉄骨が熱橋となってしまい結露の元になってしまいます。

そのため外張り断熱工法が主流になりますが十分な断熱材を入れるとなるとその分壁が厚くなってしまいます。

充填断熱に加えて外側に付加断熱をするのが主流となる今の時代に逆行してます。

スパンをとばせるというメリットがありますが木造だって工夫次第で飛ばせます。

というわけでよっぽどのことがない限り〈柱のない大空間が欲しいなど)新築住宅は木造をオススメいたします。

鉄筋コンクリート造の住宅は?

先日、農業用倉庫の現調へ行ったときのこと。なんと住宅が鉄筋コンクリート造(RC造)だったんです。

住吉の長屋風にカッコ良かったので勉強のために住み心地を聞いてみました。

すると暮らし方の工夫がかなり必要なことがわかりました。

暖房について

結露について

温度差について

聞けば聞くほど、温度差のない住み心地のいい家を建て続けようという想いが強くなりました。

住まいは建築家の作品ではなく住まい手の人生を支え守るもの。

暮らすことに疲れさせたらダメでしょう…

コンクリートやALCは熱容量の多い素材なので勘違いしてしまう人もいるかもしれないけど決して断熱材ではありません!

一度暖まったら熱が逃げない?

いやいや、暖めるまでが大変なんです!熱は高い方から低い方へと流れやすくなります。

室内をどんなに暖めようとしても外気温が低ければどんどんコンクリートの壁から熱が奪われていきます。

結局、室内の壁の表面温度が低いままでは体感温度もそれに関連して低くなります。

まとめ

「一日二日泊まるならアトラクション的にいいけれど毎日のことだからね」

このセリフを聞いたときに同じ家づくりを担うプロとして悲しくなりました。

育みの家ではこころ安らかにくつろげて、明日の活力を育む住まいを目指しています。

相談しやすいようにLINEのポスターも作ってみました!

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この記事を書いた人

栃木市在住 3児の父

鉄骨屋のアトツギにもかかわらず

木と自然素材と省エネを学んできた3代目
鉄と木と自然素材を活用して
栃木の「はたらく・くらす」を応援しています!

★資格
2級建築士・住宅ローンアドバイザー・暮らし省エネマイスター
ホームインスペクタター・福祉住環境コーディネーター2級
窯業サイディング塗替診断士・既存住宅現況検査技術者
電磁波測定士2級

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