なんで新築は年間3棟限定なのか?年に50棟以上の現場を担当していた経験から語る

どうも、栃木の『働く×暮らす』を木と鉄と遊び心で応援する建築屋 育みの家3代目の長善規(@maruzen3rd)です。

新築のやすづかの家の現場を確認、立ち上がりのコンクリート打設もバッチリですね♪来週には枠をばらして土台を敷いて、上棟準備となります。楽しみ♪

なんで新築は年間3棟限定なのか?

育みの家は年間の新築を3棟に限定させてもらっています。なぜ限定させてもらっているのかをちょこっと説明しますね。

大手の住宅メーカーや地場ビルダーは年間棟数を競い合っていますよね。競合他社に負けるなー!シェア拡大だー!お客を囲い込めー!夜訪問しろー!何度も電話連絡しろー!と色々な営業合戦が繰り広げられています。

これは規模と従業員数と経費の問題ですよね。住宅展示場のモデルハウス建設費、維持費、イベントに集客するための広告宣伝費、イベントごとにお菓子や粗品や旅行券やら無料でばら撒き、有名人をCMにだしてと。従業員が多くなれば、総務やらショムニやらぎ必要にw

大手メーカーさんの場合、住宅費用の7%は宣伝費とも言われています。3000万だと210万近くはキム◯ク代?その費用をどう捉えるかがポイントです。みんなと同じという安心感を買っている?ブランド?

価値観は人それぞれですからね。自分に合った家づくりができればいいんです。なにを大切にしているか?作り手と相性が合うか?なんだよね。

顔の見える家づくりが好き!

ぼくが就職したのは大手地場ビルダー。注文住宅から大型分譲まで手がけるグループ会社でした。本当に働いている人たちも明るいしとてもいい経験をさせていただきました。

大型分譲の現場監督をやっていたころ、年間50棟以上の管理をしてました。ひたすら家を作って、作って、作って。たまーに引き渡しの時に初対面のお客さんに説明をする。

これはこれで必要なんだけれども、自分だったら◯◯大工さんが刻んで、△△さんが監督してくれた家なんだよね〜って一緒に家づくりを楽しみたいなぁと思ってました。そして暮らし始めてからもずっとお付き合いしていければなぁと。

育みの家が年間3棟限定の理由はただ一つ!

今の規模で自分たちと住まい手がお互いに家づくりを思いっきり楽しめるってこと。

育みの家では新築の営業や広告宣伝は費用をかけてやっていません。全ては口コミと紹介とSNSからの問い合わせのみ。インスペクションから新築に発展することもあります。

スタッフも私含めて4名。その中で「おれのガレージ」や「住まい育み健康診断」や「大規模リフォーム」を提供しています。総合的に判断して年間3棟が楽しめる限界だねってこと。これ以上になると人を増やして効率化を求めてフランチャイズのような家を建てるか変化しなければならなくなります。そんなの育みの家じゃないよね〜!

なんで育みの家で家を建てたのか

これ、昨年末訪問した育みの家オーナーさんに聞いてみたんです。

「家を楽しく建てられそうだから。建てる前にオーナー宅訪問した時にみんな楽しそうだったしね。それに暮らし始めてもちょーさんは遊びにきてくれるでしょ?」

ですって♪

そっか。この人たちは、ぼくが建てた家というよりも、ぼくとの家づくりを選んでくれたんだなって気づきました。

ありがたいことだよなー。

うちはモデルハウスも営業マンもいない。

それでも家づくりへの想いに共感してくれる人が選んでくれる。

これからもそうやっていけたらいいなと思います!

今日の一言

家づくりは誰と楽しむかがポイント!


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この記事を書いた人

栃木市在住 3児の父

鉄骨屋のアトツギにもかかわらず

木と自然素材と省エネを学んできた3代目
鉄と木と自然素材を活用して
栃木の「はたらく・くらす」を応援しています!

★資格
2級建築士・住宅ローンアドバイザー・暮らし省エネマイスター
ホームインスペクタター・福祉住環境コーディネーター2級
窯業サイディング塗替診断士・既存住宅現況検査技術者
電磁波測定士2級

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