どうも『はたらく×くらす』を木と鉄で育む建築屋 丸善工業3代目の長善規(@maruzen3rd)です。
先日、地域の先輩工務店経営者のセミナーを受講してきました。
その名も『田村工業道〜心の富裕層の家しか建てない経営〜』。
しっかりとんがってますね。
このセミナーは
「田村工業さんが夫婦工務店として歩んできた道のりとその転換点、軸となる考え方とその実践による効果」
を赤裸々に語ってくれるという内容でした。
登壇者である田村さんのことは10年以上前から存じ上げています。
それこそ親の事業をたたみ、夫婦工務店としてブランディングを進め突き進んできた道をみてきました。
アトツギとして「親の事業をたたむ」ことがかなりの勇気と決断力が必要だと思います。
親の説得しかり、従業員の整理しかり。
工務店の事業継承というものには痛みを伴うことが多く、
地元の仲間もうまくいっているところと喧嘩別れしたところとはっきりしています。
うちは運良く鉄骨事業というベースを活かしたまま新しく木造事業を立ち上げて
それぞれの特色を生かした事業継承ができました。
これは親父が懐深く、3代目である私のやりたいこと、やるべきことを受け入れてくれたこと。
口を出さずに見守ってくれたことが大きかったと思います。
おかげで今では、
鉄骨事業を『育みのガレージ』としてオーダーメイド鉄骨ガレージを商品化して
育みのガレージ(丸善工業)|鉄骨ガレージを栃木県南で建てるなら
木造事業を『育みの家』として大規模リノベを商品化して
各事業の集客・製造のベースが整ってきました。
田村さんのところは「注文住宅」一本で進んでいます。
これはかなり勇気がいることです。
セミナーの中でも「半年間受注がなかったときがあった」と苦しい時期を暴露していました。
それでも事業の軸となる「経営理念」がぶれることなく、
自分たちの家づくりに対するこだわり・想いを共感してくれる人たちのために
実直に行動してきた結果今があることを語ってくれました。
安易に集客や接触のハードルを下げることなく
色々調べてやってきてくれた方を大切にする姿勢。
田村さんの人柄と熱意に惹かれたお客様が田村工業の特別営業マンとなり、
OB宅訪問では田村工業との家づくりについてアドバイスをしてくれる仲に、
お客様がお客様を呼ぶ好循環になっています。
これは見習うところがたくさんあります。
まだまだ丸善工業もお客様との関係性を築くために伸び代がたくさんあることを実感しました。
なにより想いを発信し続けること、それが実績にもなり信頼にもつながる。
これからもSNSを上手につかって、育みの家・育みのガレージの想いを発信し続けようと
固く決意したセミナーでした。
このような学びの場を設けていただいた篠崎さん・吉田さん・田村さんには感謝です!
本当にありがとうございました!