暑そうな家ってどんな家?

どうも『はたらく×くらす』を木と鉄で育む建築屋 丸善工業3代目の長善規(@maruzen3rd)です。

連日猛暑ですよ。お隣の佐野市では39℃だとか。体温どころかお風呂の温度じゃないですか・・・。

毎日毎日熱中症のニュースが飛び交っていますが、熱中症に一番かかる場所って実は「家の中」だってご存知でしたか?

快適空間研究所|旭化成建材

暑いけれど冷房を我慢してしまい、脱水症状を起こし、そのまま倒れて助けも呼べない。

家の中で熱中症にかかるひとの流れですね。

 

家のプロとして「こんな家は外からみても暑いよね」って感じる家があります。

今日はそんなお話をお届けしますね。

目次

こんな家は暑いよね

こんな家は暑いよねランキングを勝手に決めました。(諸説あり)

第3位 アルミサッシシングルガラスの家

築30年以上、アルミサッシでシングルガラスの窓の家。おそらく断熱材は入っていないか気持ち程度入っているパターン。温まった熱が二階に上がっていくため二階の居室は灼熱地獄。エアコンも効き目がかなり悪い。いっそのこと、全方位の窓を開けて通風によって涼をとったほうがまし。

対策としては窓の部分の断熱補強。内窓を入れたり、ペアガラスにしたり、外側シャッターやブラインドを取り付けることによって夏場の熱を入れない、反射させるに限る。これは冬の寒さ対策にも有効です。

第2位 西向きの家

西日が全開に家の中に入っていくる間取りの家が第2位です。

東面から朝日が入ってくるのはまだいいんです。夜に冷却された空気が朝日によって少し暖められて入ってくるわけですから。これが夕方の西日となるとかなり厳しい。日中温められた地面をとおる空気に加えて、太陽の低さから部屋の奥床くまで強い日差しが入り込むともう大変。

部屋の床や壁まで温められて体感温度も上がる一方。冷房効率も低くなってしまいます。

対策としては西日は外側でシャットアウト。よしずや外側ブラインドなどで家の中にいれない工夫をしましょう。

第1位 庇がなくて大きな窓が南西側にある家

最近流行りのデザインでもあるのでしょうか。

二階部分に大きなフィックスの窓を南面・もしくは西面に取り付けている箱型の住宅があります。

よっぽど窓の性能が良くない限り、日射効率が非常に悪いと思うのですがどうなんでしょうか・・・・。

夏場は強い日差しが家の中に入り込み、床も部屋も暑くなる。

冬場は奥まで日差しが入るのでまあよしとしますか。

ならば、適切な庇を取り付けて、夏場は直射を遮り、冬場は奥まで日差しを差しこむデザインの方がいいのではないかとわたしは思います。

ま、個人的な好みもありますしなにがよくてなにが悪いとはいいませんけどね♪

 

そんな感じで「見た目からして暑い家」の特集でした。

ガラスの性能や地域の特性、暮らし方、その他の工夫にもよるので一概には言えませんが私の独断と偏見で選ばせていただきました。

ではでは。


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この記事を書いた人

栃木市在住 3児の父

鉄骨屋のアトツギにもかかわらず

木と自然素材と省エネを学んできた3代目
鉄と木と自然素材を活用して
栃木の「はたらく・くらす」を応援しています!

★資格
2級建築士・住宅ローンアドバイザー・暮らし省エネマイスター
ホームインスペクタター・福祉住環境コーディネーター2級
窯業サイディング塗替診断士・既存住宅現況検査技術者
電磁波測定士2級

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