ゼッチ、チョーキユウリョウジュウタク、ベルズ、ストックカジギョー、インスペクション…一体何語ですの?どうも、栃木の『働く×暮らす』を木と鉄と遊び心で応援する建築屋 育みの家3代目の長善規(@maruzen3rd)です。
今日ははるばる群馬県前橋市の前橋商工会議所さんへ。「省エネ等良質な住宅・建築物の取得・改修に関する支援制度等説明会」に参加です。それにしても名前ながーーーー!「等」ってなんだーーーー!?
ツッコミ入れたいところ♡
次年度の予算や税制改正など住宅業界の流れを読み解く真面目な内容となってます。意識を保っていられるかちゃっと心配です…栃木開催の日程が合わなかったのでお隣の群馬に受講にきました。
住宅業界の基本方針はわかりやすく言うと
いい家を建てて長く住まう
ってこと。じゃあ何を基準に「いい家」とするのかってことが問題なんです。
ハウスメーカーの歴史は浅い
日本の住宅業界は戦後、ハウスメーカー主導で大量生産の時代を過ごしてきた。将来は「自分の城」を持つことを夢見て働いてきたんだよね。人口も増えるとともに着工数も伸びた。それに伴って大手ハウスメーカーはどんどん規模を拡大した。積水ハウス、セキスイハイム、大和ハウス、住友林業などハウスメーカーの歴史はまだ浅いんです。この中でも一番古い大和ハウスの設立は1947年。71年しか経ってない!
大工さんのいる近所の工務店さんを見てみてください。明治創業とかざらにありますからね。あ、育みの家は創業46周年、まだまだこれからです。
いい家の性能とコストのバランス
例えば北海道仕様の家の性能がいいからといって同じ家を沖縄に建てたら心地よく暮らせるでしょうか?
沖縄の冬はそれほど寒くありません。暖房に必要なエネルギーや性能は北海道ほど必要ありませんからね。その代わり夏はどうでしょうか?その土地、その土地の風土に適した家の仕様で建てる必要があることをわかってもらえるでしょうか?
頼りになるのは作り手と関係性をもとう
夏涼しくて冬暖かい家は地域によって異なる
ぼくは、その土地の風土をよく知る作り手が家づくりの方針に軸をもって、常に学ぶ姿勢を忘れない工務店で建てるのが一番いいと思ってます。
季節や時間帯の風向き、夏の暑さや湿気、冬の寒さと結露、日照条件などなど、一口に風土といってもさまざまな項目があるんです。それらを感覚的に把握して、数値上でも研究していること。それに見合った家の性能を数値化し、住まい手に表現し、想いを共有できること。
住宅のプロであるぼく自身がそんな工務店ならば建ててもらいたいと思うし、そんな工務店になれるように日々精進しています。
やすづかの家 木工事進行中なう
長期優良住宅でグリーン化事業の補助金を活用しています。工務店もしっかり勉強しないとね!
今日の一言
いい家を作っているだけでは伝わらない、表現者たれ!